人気ブログランキング | 話題のタグを見る

第五回コラム

ワシ@部屋長さんのコラム



こんばんは、16過ぎたら処女はない、ワシ@部屋長です。
まあなんというか、所詮可愛くおしとやかでしかもバージンなんてそうそういないってことですね、あー、憂鬱だ、この世界は。

ええと、今回のテーマは「flash板のイベントの今後について」だそうです。
結論から言いますと、「興味なし」ですね。

どこそこに所属する、どこそこのイベントだから価値がある、なんていうのは幻想です。
需要があるから供給がある、物流にしてもメディアにしても、もちろんアングラFlash界にしても同じはず。
「Flashで何かしら表現したい、ある属性やテーマを元にレスポンスを得られる場に表現を出したい」という要求があり、初めて表現は世に出て、イベントは行われるわけです。
その逆は原則、ありえないはずです。

「どここそコミュニティのイベント」という言葉の傲慢さは、そのコミュニティであることに価値を持たせようという、既存のコミュニティに属している人間の勘違いから発生しているのでしょう。
最近やたらと耳にする「誰々派」だの「板の外、中」だのという、せせこましい陣取り合戦ごっこも、そういった安っぽい所属意識から派生しているものなのでしょうね、やれやれです。

果たして見ている人、あるいは表現する人にとって、どこそこコミュニティのイベント、という付与された価値に意味はあるのでしょうか?
必要であれば、必要なものがそろう、世の中得てしてそういうものです。
そういう意味で、一度「なになにコミュニティのイベント」やらを一切やらないでいるのも良いかもしれませんね。
もしFlashというメディアにある種のパワーが存在するなら、自然発生的に参加者、観覧者が集まる別のイベントなり発表の場が登場するはずです。

というわけで、2回連続でずいぶん冷ややかな話になっちゃいまして申し訳ない次第です。
どうも頭の悪いテーマが続いているので、ついつい愕然としてしまい……。
よみとばちゃんにはもうちょっとがんばってほしいものです。
# by bungeisai | 2005-11-01 03:03 | 第五回コラム

第五回コラム

Rouxさんのコラム



「flash板のイベントの今後について」


私がこの文藝祭に関わるようになったのは
主催のよみとばし氏に依頼された、というのがきっかけでした。
これまで、私自身がイベントのサポートをしたり
運営として関わるのは初めてのことなので、私で役に立つのか?と思いながら
主催やほかの運営の方のお話を伺っています。

イベント、といいますと私の中でFLASH板のイベントとして思い浮かべるのは
FLASH★BOMBと紅白なのですが、どちらも観客として参加する立場でした。
特にF★Bに関しては観客の目から見たイベントレポートなどを書かせていただいてますが
素人が集まってこれだけのことができるんだ、と思う反面、
素人だからこそのいたらない部分やこうなったらいいのになぁ、
という部分はたくさんあると思います。
まして2ちゃんねるという場所は刺激が強くて反論も大きい、
という緊張する場所。運営側がスレの住人のことを考えながら
運営していくのは本当に大変なことだと思います。

それでも。
FLASH板でイベントが行われるのは、『ないとさびしい』と思う気持ちと
主催側も観客もイベントの楽しさを知っている、ということでしょうか。
1度やったらやめられない、というのも事実。
スレの住人が何も書かなくても、期待はされているんだ、という緊張感をもって
イベントを進めていけたら、と思います。

さいごに。あと3日で文藝祭が始まります。
今回は運営、観客、両方の目で拝見させていただきたいと思います。
# by bungeisai | 2005-11-01 03:02 | 第五回コラム

第五回コラム

ハリジャンぴらのさんのコラム



さてさて文芸祭開催直前です。
順番決めのために仮提出の作品を眺めてみてますが、未完成の作品を途中まで見せられるというのは
なんというかヤキモキしますなあ。
未完成ゆえの名作というのもあったりなんだり。

そんなわけで今回はイベントのお話。
flash板ができてもう三年以上になるわけで、これまでに様々なイベントが行われてきました。
考えてみれば毎年毎年結構な数のオンラインイベントがこの板の中で行われて来ましたが
毎月なにかしらのイベントが行われている、
一つのイベントが終わればすぐに次のイベントが間近になる、
そんな状態が続いている様に思えます。
一寸前にもMMRがあり、続いてマスカレイドがあり、そしてもうすぐ文芸祭が始まります。
今回の文芸祭は訳あって昨年の開催時期が違っていますが、今回の時期移動、実は結構苦労しました。
というのは移動しようにも、必ずどこかのイベントとぶつかってしまうのです。
うまく他のイベントとバッティングしないように開催時期を選ぶのに一苦労して、
「この板は常にイベントをやっているのだなあ」と実感した次第であります。
まぁそんな実感を今更するまでもなく、去年頃から「フラ板のイベントはもう飽和状態だ」
ということはすでに言われていたわけで、最早新規参入は難しい状態と言えるかもしれません。
今後、イベントの総数が現在よりも増えるのか減るのかはちょっと判りませんが、
ある種、イベントの淘汰みたいなものがなされるような気がします。
というわけで今回はちょっと「イベントがこの先生きのこるには」ということについて
イベントの生き残り条件について考えてみます。
きのこる先生です。古いな、ネタが。
まあそれだけでもつまらないのでついでにその条件の中で文芸祭はどうなのかも考えてみましょう。
ついでに。

生き残り条件その1「イベントに特色があり、やることに意味がある」

現在、成功している(この定義も難しいけど、開催して無事終了すれば一応成功と言えるだろう)
イベントはそれぞれに特色があり、ある程度作品の提出に制限があります。
例えば音無しの作品で競い合うrealflashのような限定を儲けたイベントや
先日のマスカレイドのようなコテに縛らないオープン戦、
そしてPPや文芸祭のようなジャンルによる縛りのように、
全てのイベントには強い独自性があり、他のイベントとの差別化が計られています。
つまり成功するイベントには他のイベントでは代わりにならない強みが必要だということです。
今後、イベントの飽和が続くにつれて新規のイベントは無制限に歓迎されるのではなく、
その開催される意義を問われることになると思います。
その点から見ても特色は必要です。
また制限や条件があると、意外に作り手の創作心を刺激する面もあるのではないでしょうか。
realflashを観て「こういうやり方もあるな、来年出てみるか」と思った人結構いると思います。
さてそういう面からみて文芸祭はどうでしょうか。
一応「文章系」という縛りがあるにはあるのですが、前のコラムにも書いた様にその定義がはなはだ曖昧であり、
実質、作者の自己申告によるただのオープン戦となっている節があります。
今後も続けていくならば、「文章系とは何か」という突き詰め、
あるいはジャンル自体の盛り上がりが必要ではないでしょうか。

生き残り条件その2「主催が名無しでないこと」

まあ所詮、主催というのはお飾りに過ぎない部分はあるわけで、その人ひとりがやることでも
その人一人のためのイベントでもないのですが、
それでも主催というのはイベントにとって大事な要素の一つです。
イベントはとにもかくにも参加者ありきであり、参加者がいないことには成り立たないわけで、
失敗、すなわち開催せずに終わったイベントのほとんどが参加者が集まらなかったことに起因しています。
どうやると参加者が増えてくれるか。参加してもらえるイベントになるか。
その一つに主催が信用されているというのがあると思います。
この信用とは主催が有能であるとか有名であることとか、そんな高い要求ではなく、
最低限、「ちゃんと開催してくれること」
これがあると思います。
勿論、運営をしっかりやってくれることも必要で、一回大きなミスをしたり、
前回の運営がグタグタだったりするとやっぱり駄目なわけですが。
で、とにかく主催というのは無能でもお飾りでもいいから、
前に出て来て、逃げずにイベントをやる責任を負います。
というか最低限「責任をとれる立場」でなければ主催として役に立ちません。
したがってコテを隠しての名無しでの主催であったり、
初めてみるような捨てコテでの開催では信用されません。
言い換えてみれば「責任をとれるコテが主催であること」ということでしょう。
その上で有能であることは必要とされます。
さて我らが文芸祭はどうでしょう。
さっぱり役に立ってくれない、
それどころか凡ミス連発してくれている役立たずな読みとばし氏ですが、
責任感は人一倍あり、人脈も豊富なため、一応、板内での信用を得ています。
名前を出せば納得してもらえるだけのネームバリューもあるので
主催としての最低限の条件を満たしており、その点では最適な人物です。
あとは本人のスキルがもっと高ければと思うところですが、それは言わないでおきましょう。
あ、いや良い男ですよ、まじで。

生き残り条件その3「板に縛られない企画を考えること」

最近のイベントの特徴としてフラ板のスレだけを重視せず、
板外のサイトやイベントそのものでない副産物的な企画等が充実しているという点が上げられます。
最近はニュースサイトさんなんかがすぐにイベント作品をまとめてくれるので、
スレに常駐することなく、参加作品を見ることができます。
そのため、良作が続いたのに意外とスレは閑散としているという状況がおきたりもします。
スレを全く開くことなく、作品だけを観てしまったイベントって皆さんも結構あるのではないでしょうか。
今後もイベントとフラ板との乖離は広がる様な気がします。
と、するならば本部サイトの充実や作品公開の方法などを、
今までになかったスタイルで考える必要になってくると思います。
MMRの本サイトが面白い構成をしていたことなどいい例でしょう。
スレを投下する場所・あるいは観覧者たちの書き込みをする場所と割り切って、
それに縛られずに盛り上げる方法を考える必要があるのではないでしょうか。
文芸祭ではいまいち本サイトが機能せず、結局の所、本スレが実質的な本部となっていますが、
板外での出し物としてこの文藝動秋があります。
これは全くの読みとばし氏の思いつきで始められた企画ですが、
意外と好評なようで、個人的にも他の執筆者さんのコラムを楽しく読ませてもらっています。
この企画があったかなかったで文芸祭の印象も大きく変わっただろうと思うと、
ひとまず成功なんではないでしょうか。

生き残り条件その4「期間・スタッフに余裕を持つこと」

その3でも書いた通り、最近のイベントの傾向として単純に作品を集めて
スレに投下するだけではなく、多様化した企画が盛り上がりの条件になりつつあります。
とすると、イベント運営に対する負荷も増大の傾向があり、
主催が個人でちまちまと運営するのが難しい状況があります。
そのため当たり前ですが、準備は十分必要であり、人出も必要になります。
また期間を長めに持つことと、スタッフを豊富にかかえることは
制作者側から観ればイベントに対する信用にも繋がります。
実際「この日程この人数でやるのはきついなあ」と思えるイベントは
大抵、参加者が集まらずに立ち消える傾向があります。
文芸祭に関してこの点を見ると、
出だしでまずつまずきがあり、数度にわたる開催日の変更など、ずいぶん危なげな運営をしてきましたが、
それも日程的な無理はしないで時間的修正を重視したからであると言えます。
と、ちょっと好意的解釈和してみる。
運営スタッフに関しては……。
ええと、いろいろな人にお世話になっております。
いやまじで。

と、まあ最低限必要なことはこんなところではないでしょうか。
今後のイベントはどうなっていくか、それはちょっとここで予測しても仕方ないことかも知れませんが、
駄目なイベントというか潰れそうなイベントはやはり初期段階でなんとなく推測つくわけで、
そしてそういう不安要素のあるイベントにはやはり人が集まらないわけで成功しにくい。
フラ板のイベント飽和が叫ばれて久しいですが、
今後成功するイベントというのは不安要素を取り除いたものではないでしょうか。
「自分の力を込めて作った作品を安心して託せるイベント」
形式はどうであれ、それがこの先生きのこるイベントだと思います。
新規参入に関しては難しいと思いますが、やっぱりイベントは面白いわけで、
個人的には推奨していきたいと思ってます。
でも手伝いはやっぱりきついなあと、ウチの駄目主催を横目で観つつ、今回はそんなところで。
# by bungeisai | 2005-11-01 03:01 | 第五回コラム

第五回コラム

映夜祭05&FGF主催、まっつんさんに訊きました。

映夜祭'05
Flash Game Festival'05



何か書いてくれって言われたので
あんまり深く考えずに思いのままにサラっと書いてみました。
なお、よみとばし氏からは『映夜祭主催の視点から』と依頼されましたが、
FGFの主催の視点からも勝手に追加していますw



(1)このイベントを開催しようと考えたきっかけを教えてください



映夜祭に関しては以前自サイトで書き上げたテキストで既出ですが、
再掲と補足をしておきます。

1. 職人も名無しも一緒になってワイワイ楽しめるスペースの提供
2. FB終了後、行くアテのない人達のためのスペースの提供
3. Fla板住民の嗜好をベースに企画立案を行うこと
4. 完全公募制というオフラインイベントの立ち位置

上から順番に重要度が高いです。
4.に関しては作品数および作品の良し悪しは特別視していません。(*)
映夜祭のスタッフが後日書き上げた雑感で
『映夜祭は作品を見るほうも出すほうも等価』
と書いていたのですが、まさにそんな感じです。


(*)
一般的に言われる「完成度が高い作品」を否定しているワケじゃなくて
作品や作者のベクトルが違うものも同列に扱うという意味です、念のため。


FGF
至極単純に『ActionScript主体のイベントが他に存在しないから』ですね。
あとは個人的に、AS主体のイベントを開くことによって
AS周りの知識アンテナを広げておける、というのも多少あります。



(2)今年度に主催をされた(される)イベントを、来年も主催されますか?



FGFは来年もやります。
映夜祭は現時点では回答しかねますねー。
その頃のFla板の空気と盛り上がり次第ということで。
(自分が主催じゃなくて単なるイチ参加者としてだったら
 絶対にやって欲しいですがw)



(3)されないと答えた方は理由を教えてください。
また主催を降りる場合は、次の主催に望むことを教えてください。
されると答えた方は次回はどのような形式を考えているのか教えてください




-------------------------------
主催を降りる(と仮定した)場合
-------------------------------

FGF・映夜祭と共通して主催に求めることは
まず『責任』と『覚悟』の2点ですね。
あとは参加者やスタッフ、そして観客に対する愛。
これらがあればいくら大変でも
支えになってくれる人は自然に集まります。
(それでももし集まらなかったら素直に諦めて
 規模縮小なり中止なりの決断をしましょう。
 たためない風呂敷は広げちゃダメです)

あと、イベント運営の苦労はオンとオフでは
比較にならないほどの差があります。
もしマジでやろうと思った場合は、映夜祭スレの>>1で紹介していた
イベント運営のノウハウサイトを熟読することを強くお勧めします。

http://www.kacho.ne.jp/event.htm

ぶっちゃけ、ここさえ読んでおけば
ココでまっつんが色々語る必要すらないかと思われw
(映夜祭04終了後にこのサイトを見つけたのですが、
 映夜祭05をやると決めた時に一番最初に行った作業は
 このサイトの内容を印刷し、電車内で読むことからでした)


-------------------------------
来年も主催を行う(と仮定した)場合
-------------------------------
映夜祭に関しては去年・今年の経験をベースに
同じようなノリでやってけばいいかと思ってます。
あとはスレ上で何かいい意見が出て、それの同意レスが
いっぱいついた場合(&実現できそうな場合)は採用!
とかそんな感じで。


んでもってFGFの方ですが、
裾野をも少し広げて、作品のカテゴリを
「アクション」
「シューティング」
「ロールプレイング」
等の既存のゲームカテゴリに併設する形で
『非ゲームインタラクティブ』
(マウスやキーボードのアクションから音と映像の変化を楽しむような作品や、
 インタフェースにこだわったオールFlashサイト等)
と、
『Flash素材』
(AS開発者向けの便利なClass/MC群や、
 jsfl(だっけ?Flashオーサリング上の操作を
 バッチファイルみたく一発で実行できるやつ)や、
 配布可能なFlashのアクセスカウンタ/掲示板や
 Flashコンポーネント等)

といった感じで、ASのオールラウンドを埋めるような
カテゴリも用意しようかと思ってます(カテゴリ名はあくまで予定)
ちなみにFlash素材は新作ってーのはちと辛そう(っていうか集まらなそうw)
なので、公開から1年以内であれば既存作品の出展も
可能とかにしようかなーとか。

ちなみに去年のFGFは職人に対する宣伝活動を一切行わなかったのですが
来年はやります。『依頼』と『宣伝』は別モノだということに
遅まきながら気がつきましたんで(汗

FGFに関しては今年のスレがまだ残ってますんで
何か意見があればそっちに書いてみて下さいな。



(4)今後flash板のイベントはどんな風になっていくと思いますか?



お前コレが聞きたかっただけちゃうんかw


うーん。
とりあえず「イベント」は減ると思います。
んでもってイベントのいくつかは「祭り」になって、
それを紹介するページは「公式サイト」じゃなくて
「まとめサイト」という呼称になる。

イベントでも祭りでも、どちらも本質は
『みんなで見て、楽しむ』ことに変わりは無いので、
形式なんてこだらわなくていいジャマイカ。


みんな楽しくやろうぜー。イェア!



(5)最後の質問です。好きなうまい棒は何味ですか?
何本挙げて頂いても構いません。




キャベツ太郎おいしいよ。
# by bungeisai | 2005-10-30 23:49 | 第五回コラム

第五回コラム

MMR主催、ひかげさんに訊きました。

MMリターンズ 帰ってきた壮大な萌え



(1)このイベントを開催しようと考えたきっかけを教えてください



 イベントの開催自体は「萌え研-萌えるFLASHを研究するスレ-」から自然発生的に立ち上がってきたものです。第二回の紅白FLASH合戦のあとに、その熱を引き受ける形でPPやTT(文芸祭の原案名)といった板イベントが生まれてきましたが、そんな板の雰囲気の中で、じゃあ萌え研でもイベントやろうよ、という名無しさんの書き込みから流れが生まれて、MMというイベントになりました。同じアルファベットを重ねるという命名の仕方が、生い立ちをよく物語っていると思います。



(2)今年度に主催をされた(される)イベントを、来年も主催されますか?



 うーん。わかりません。

(3)されないと答えた方は理由を教えてください。
   また主催を降りる場合は、次の主催に望むことを教えてください。
   されると答えた方は次回はどのような形式を考えているのか教えてください

 私は主催「代行」であって、MMはいつでも正式な主催さんを募集しているのです。または、自民党総裁や米大統領のように、淀むことのないよう度重なる再任を制限する考えもいいのではないかと思ったりもします。私を上回るような大馬鹿野郎様に是非正式な「主催」をお願いしたいと思っています。

 そう、主催というのは、道化であって、御輿ではないと考えています。とりわけMMは「楽しい製作」を基本性格としたイベントですので、そんな性格を継いで下さったら嬉しいな、と思っています。



(4)今後flash板のイベントはどんな風になっていくと思いますか?



 FLASH板そのものの行く末とも関係することですから、ちょっと予想はつかないのですが、個人的な希望を込めて、幾つか述べておきます。

 今年度、MMRは「学園祭」という方式を取りましたが、イベントにはもっと様々な形式でのあり方があって良いのでは、または多様な形式や方向へと広がっていくのが望ましいと考えています。

 現在、多くの板イベントがPP方式と呼んでいいのでしょうか、1点づつ時間おきの作品公開、後になるほど注目作や力作が登場し、トリを代表的な作品が飾って終わる、という形式を取っているようですが、これは「パーフェクト」を標榜するPPには相応しい形式であっても、全てのイベントが習うべき方式ではないですよね。勿論、第一は参加作品であって、これを大切にするところからイベントは行われなければならないとは思いますが、たとえば、

 携帯コンテンツ用のイベント
 合評、議論に基軸のある、批評重視型のイベント
 パーツ型(シナリオ、絵、音楽などの個別募集型)のイベント
 タイムライン型ではない静止的な作品によるイベント
 連載型作品のイベントまたは続編作品を受容するイベント
 黒イベント(笑)または年齢制限のある作品イベント などなど

といったイベントの場合、公開の形式や鑑賞者の参加スタイル、評価、感想の形式はずいぶんと従来とは異なったものを考えることが出来ると思います。

 しばし板の現状として、イベント偏重で板が枯れているという話がなされますが、もともとタイムライン型の中長編オリジナル作品のみを中心としたイベントばかりが密集するから、製作時間が長期化し職人の負担が増大するわけで、FLASHのあり方の多様さを考えれば、もっと手軽な参加や異なる趣向のあり方があって良いものと考えます。

 私自身、口幅ったいながら製作者ですので、イベント参加時の労苦というのは肌身を持って実感することが出来ます。短期間で出来るイベント作品はないわけで、現状、イベント間での職人の取り合いとなっているというのが実情ではないでしょうか。勿論、実際にイベント各運営間で取り合いや囲い込みをしているわけではないですが、複数方面からの招聘や出場への義務意識に疲弊感を覚えている職人も少なくないはずです。

 具体的な報酬で応えることの出来ない板イベントであるからこそ、やわらかな参加のかたちや各職人にとって良い環境づくりを考えていかねばならないと思います。もしくは、勿論、中長編オリジナル作品は花形として喝采を浴びるべきですが、よりゆるやかな参加や作品に対する応答の声が高くあがる環境づくりについても考えていかねばならないものと思います。

 その一つの試みとして「学園祭」だったわけですけれど、板住人の方々には応答いただいて本当に嬉しかったです。来年度は「臨海学校」あたりでどうだ、なんてまた阿呆なことを考えていますが、MMRに限らず、板の各方面で温かな職人への応答の声が、より広がっていくことを願っています。



(5)最後の質問です。好きなうまい棒は何味ですか?
何本挙げて頂いても構いません。




 初恋の味。。うわ、べったべた。
# by bungeisai | 2005-10-30 23:48 | 第五回コラム